LOG-1

測定・記録

記録開始・停止

スリープモードの状態で、ボタンを約2秒長押しすると緑LEDが点灯し記録が開始されます。記録中にボタンを約2秒長押しすると緑LEDが2回点滅し記録が停止されます。また、記録中にPCと接続された場合、電池残量が0になった場合も自動的に記録が停止します。

記録中の動作

サンプリング設定に従って記録します。
記録中は状態に応じてLEDが点灯します(詳しくはこちらをご覧ください)。

サンプリング設定

PCアプリケーションにてサンプリングレート等を設定することが出来ます。
設定方法についてはこちらの「Sensor Option(オプション設定)画面詳細」をご覧ください。

工場出荷時は以下の通り設定されています。

サンプリングレート 12.5Hz (80ms毎)
磁気検出機能 有効
NOTE
・連続記録可能回数は最大64回です。
(連続で64回を超えて記録することは出来ません。一度データを吸い出し、レコードの消去を行ってください。)
・最大記録可能時間はサンプリング設定により異なります。
(工場出荷時の設定で電池残量が100%の場合、約19時間記録可能です。詳しくはこちらを参照ください。)

取り付け方

基本的な取り付け方

ジャイロ機能を有効に使うためには、方向指示マークが前方に向くようにとりつけてください。

方向指示マークが進行方向を向いていれば、上下方向の角度がついていたり、平置き方向でなくても問題問題ありません。

 

進行方向と方向指示マークが揃っていない場合は、正しくジャイロ機能を使うことができません。

マグネットの使い方

磁力をマグネット検知位置で検知できるよう取り付けます。設置した位置で磁力を出来ているかの確認方法はマグネット検知モードの使い方を参照して下さい。←リンクお願いしいます

磁石は固定穴を使い固定します。固定穴は幅4.8mm、厚さ1.3mmまでの紐を通すことができます。

マウントの使い方

LOG-1本体のカメラナットとマウントのボルトの位置を合わせ、ボルトを回し固定します。
また、ボルトをLOG-1本体が動かせる程度に軽く締めた状態で、LOG-1本体をマウントの突起部に沿わせることで、簡単にマウントと平行に固定することが可能です。

動画を編集する: オーバーレイ設定

オーバーレイ設定ボタンからオーバーレイの設定をします。

オーバーレイパーツの表示設定(Display Data)

パーツごとの表示に関する設定をします。隠れているパーツについては、右側のスクロールバーで操作してください。

Log-1_exporter_edit_options1

  • チェックボックス(Component)
    パーツごとの表示状態を変更します。
    ・LOG-1センサー各種:チェックOFFでグレー化
    ・GPS(経路、標高、スピード)各種:チェックOFFで非表示

    ※Infomationは文字列を全削除すると非表示になります
    ※日付パーツは表示状態を変更できません

  • ラベル(Label)
    各パーツの項目ラベルを編集できます。
    Log-1_exporter_edit_option_label
  • デバイス(Device)
    複数のLOG-1を同時に使用した場合、パーツごとにデバイスを選択できます。
    詳細は応用編を参照してください。

    ※デバイス1つの場合は使用しません

単位・ピークの設定(Option)

Log-1_exporter_edit_options2

  • 速度の単位(Component)
    時速のキロメートル/マイルを切替できます
  • 標高の単位(Component)
    メートル/フィートを切替できます
  • ピーク(Component)
    チェックがONならば、設定した閾値を超える値のときにパーツの色を変更します。
    速度はピークホールド(最大時速表示)も表示します。速度ピークのAutoの場合は、動画の範囲の最大値から自動的に計算します。

    ※速度、加速度、ジャイロ角度のみ対応

カメラとLOG-1を上手に同期させる

カメラとLOG-1が保持する時刻には多少のずれが生じます。
使用の当日または前日に再度時刻設定をしてください。(参照:時刻設定方法
また、1秒以下までより正確に動画とセンサーデータを同期および姿勢検出をさせるには以下の手順で撮影を行ってください。

手順

  1. カメラの録画を開始します
  2. LOG-1のスイッチONにするところを間近で撮影します

    先にカメラとLOG-1両方とも取り付けてしまった場合は、カメラ前に手をかざすなどでスイッチを入れたところを合図します。(正確にはLOG-1スイッチをON時のLED長点灯終了の瞬間から測定が開始されますので、最初にカメラ前に手をかざしておき、LEDが消灯した瞬間に手を離すとよいでしょう)

    ※動画編集時に、映像とセンサーデータの同期調整に使用します
  3. まっすぐの姿勢で数秒間静止します
    Log-1_read_calibration_stay
    ※動画編集時に、重力方向を検知し、LOG-1のキャリブレーションをするために使用します
  4. ゆっくり左右に倒します(簡単にできる場合のみ)
    Log-1_read_calibration_tilt
    ※動画編集時に、同期やキャリブレーションがうまくいってるか確認するのに便利です
  5. アクションを開始してください
    ※動画編集時に、動画の開始終了範囲をクリップできますので、そのまま録画をつづけて撮影してください

毎回の撮影時に同期準備作業ができない、取り付けから撮影本番までの時間があいてしまう場合

同期用と本番用を別で撮影します。

  1. LOG-1のスイッチが押せる状態の時に、スイッチONの状態を撮影した短い動画を撮ります。そのあとLOG-1はそのまま本番まで測定し続けます(19時間連続で測定することが可能です)
  2. 本番で同じカメラで撮影を開始し、姿勢検出用に数秒間静止してください
  3. すべての撮影が終わったらLOG-1のスイッチをOFFにします
  4. 動画編集時に1つ目の動画でカメラとLOG-1の時刻補正のStart機能を使って時刻ズレを検知し、同期補正値の値をメモします
  5. 本番の動画を選択し、時刻同期補正値にメモした値を入力します。おおよそ合うので0.1秒単で補正します

XON LOG-1 Utility

XON LOG-1 Utility(ユーティリティ)

LOG-1本体からデータの読込、データの削除、本体設定など行います。

準備

  • 本体のゴムカバーをあけて、本体とPCをUSBケーブルで接続します
  • XON LOG-1 Utilityを起動します

画面詳細

Log-1_utirity_items
①Scan Device
接続中のLOG-1デバイスを検索します。
※一度に1デバイスのみ検出できます

②Read Data -> PC
本体に入っているセンサーデータをPCに読み込みします。
読み込みしたデータはカンマ区切りのテキストファイルになります。
※読み込み後のデータファイルのファイル名、ファイル内容、保存先を変更するとXON LOG-1 Overlay Movie Exporter(動画作成アプリケーション)から読込できなくなる場合があります

③Delete Device Data
LOG-1に入っているデータを全消去します。
※消去したデータは復活できませんので、十分にお気を付けください

④Sensor Option
オプション設定します(下記「SensorOption画面詳細」を参照)

⑤Set Device Time
PCの現在時刻をLOG-1に設定します。

⑥Close
Utilityを終了します。

⑦設定
データの保存先フォルダを変更できます。
※フォルダを変更しても既存のデータは自動的に移動されません
※XON LOG-1 Overlay Movie Expoter(動画作成アプリケーション)からもLOG-1データの検索フォルダとして参照しています。フォルダ変更後に動画作成アプリケーション
⑧ヘルプ
オンラインヘルプ/バージョン情報を表示します。
オンラインヘルプは、ブラウザでXON LOG-1マニュアル(このページ)を開きます。
※閲覧にはインターネットに接続されている必要があります

⑨デバイス表示
接続中のデバイス名を表示しています。
[短いデバイス名]([シリアル番号])
例:Device1(XXXXXXXX-XXXX-XXXXXXXX)

短いデバイス名 Device+数字」数字部分はPCで管理しているデバイスの連番になります。
シリアル番号 工場出荷時に設定されているデバイス固有の番号(20桁)

Sensor Option(オプション設定)画面詳細

Log-1_utirity_option_items

①サンプリングレート

合計記録可能時間
12.5サンプル/秒
(80ms間隔)
動画で使用する場合はこちらの設定を使用してください。 約19時間分
1サンプル/秒
(1000ms間隔)
テキストのログデータとして使用する場合に便利です。 約240時間分

②マグネット使用
無効にするとマグネットを使用するセンサー(オン/オフ、回転数カウンター)の値が取得できなくなります。
マグネットセンサーを使用しない場合は無効にすることで消費電力が少し減ります。
(電池消費時間の詳細については、LOG-1本体スペックを参照してください)

③OK
設定の変更を保存してダイアログを閉じます。

④Cancel
設定の変更を保存せずにダイアログを閉じます。

電池の挿入

  1. プラスドライバーの0番を用い電池カバーのネジを緩め、電池カバーを外します
  2. CR2032規格のコイン電池をプラス極が手前になるように挿入します
  3. 電池を挿入したら、再び電池カバーを取り付け、ネジを締めてください
NOTE
・ネジを緩める時・締める時は必ずプラスドライバーの0番をご使用下さい。
(合わないドライバーを用いると、ネジの頭をなめる原因となります)
・コイン電池を逆に挿入すると、機器を破損する恐れがあります。
・電池カバーの取り付けが不十分な場合、内部に水が侵入する恐れがあります。
・電池カバーのネジを紛失しないようご注意下さい。

PCとの接続

  1. ゴムカバーを取り外し、付属のMicro USBケーブルを使用してPCと接続します
  2. 接続後はUSBケーブルを抜き、再びゴムカバーを取り付けて下さい
NOTE
・ゴムカバーの取り付けが不十分な場合、内部に水が侵入する恐れがあります。
・USBケーブルからの給電によるバッテリーの充電はできません。
・USBケーブル給電時は、USB通信以外の機能(測定記録など)はご使用いただけません。
・本機はUSB 1.1以上の環境でご使用下さい。

動画を編集する: 応用編(複数のLOG-1を同時に使う)

同時に複数のLOG-1を使用し、1つの動画にオーバーレイすることができます。

取り付け例とオーバーレイ例

2つのLOG-1の併用例です。
Device1は自転車の後輪でマグネットを使って回転数を測定、Device2は自転車のハンドル付近に取り付けて加速度や傾きを測定したものです。
(詳細は取り付け方のページを参照してください)

Log-1_expoter_custom1

データ読込

Utilityでデータの読込はひとつずつ行います。
「ScanDevice」したときに右側にデバイス名が表示されています。動画編集の画面でデバイスの切り替えに使用します。

Log-1_exporter_custom2

同期補正・キャリブレーション

動画を見ながらそれぞれの同期・キャリブレーションするポイントで、デバイスを切り替えてから設定を行ってください。

Log-1_expoter_custum4

設定

オーバーレイに対する振り分けはオプション設定ですることができます。

Log-1_expoter_custom3

マグネット検知モード

スリープモードの状態で、ボタンを素早く2回クリックするとマクネット検知モードになります。磁気検知位置の近くにマグネットが有る場合は赤、磁気検知位置の近くにマグネットが無い場合は緑にLEDが点灯します。このモードは20秒経過後、自動的に終了しスリープモードになります。

NOTE
このモードに入っている状態で測定記録やPCと通信することは出来ません。

各部名称

FRONT SIDE

  1. 電池カバー
  2. 電池カバーねじ(ドライバーは別途ご用意ください)
  3. 方向指示マーク
  4. LED
  5. ボタン
  6. ゴムキャップ
  7. Micro USBコネクタ
BACK SIDE

  1. 固定ナット(1/4-20 UNC 4.5mm)
  2. マグネット検知位置
  3. 通気穴